iRig とは
iRig とはIK Multimediaから発売されているギター入力用オーディオインターフェイスです。
私が使用中の iRig PRO は現在発売中のものより古いシリーズのものです。iPhoneやiPadにつないで、ギター、マイク、MIDIの入力ができます。
加水分解とは
加水分解とは、化合物が水と反応することによって起こる分解反応のことを言います。
高温多湿な日本では、加水分解が起きやすいのだそうです。

久しぶりに履こうとしたスニーカーのアウトソールがベトベト&ボロボロになっていて履けなかった経験はありませんか?
あれも加水分解のせいです。
私の iRig PRO もいつの間にか触れるとベトベトするようになってしまいました。机にひっついてしまうし不快です。
iRig PROのベタつきを取りためにやったこと
加水分解のベタつきを取るために、様々なサイトを調べて実行しました。
消しゴムでこする
まずは一番手軽な方法「消しゴムでこする」を試しました。

しかし、こすれどもこすれども消しカスが出るばかり。それどころか、iRigのベタつきと合体して白い付着物となり、こいつを剥がすのに苦労する始末。
もちろんベタつきは取れませんでした。
無水エタノールで拭き取り
次は無水エタノールを試しました。
無水エタノールは、新型コロナウィルスの感染拡大で一時入手困難な時期がありましたが、現在は昔ほど安くはありませんが価格も落ち着いており、いつでも購入できるようになりました。
無水エタノールをウェスにつけ素早く拭き取りました。
しかし、毛羽立ちにくいはずのウェスで拭き取ったにも関わらずウェスの毛羽がくっついてしまい、その毛羽すら取れなくなってしまいました。

それどころか、銀色に輝く iRig PROのGAINノブのメッキがあれよあれよと剥がれてしまいました。

それでもベタつきは取れませんでした。
重曹&ゴムのちから+シリコンスプレー

次に試したのは「重曹&ゴムのちから」という製品。
重曹が染み込んだゴムラテックスというスポンジのようなものを適当なサイズに切り、水を少量つけて絞り磨いていきます。

「このぬるぬる感!今度こそベタつき取れそうだ♪」と頑張って、磨いては乾いた布で拭き取りを何度も何度も繰り返しました。
その後、重曹でぬるぬるになった手を洗い、ちょっと見た目もすっきりした iRig PRO に触れてみたところ、多少マシになった気がしたので、シリコンスプレーを布に吹きつけて刷り込むよう伸ばしながら擦りました。
しかし、それでもやっぱり、自分が思うような仕上がりとは程遠く、ベタつきが取れたと言えるほどの成果は得られませんでした。
ニベアを塗る
一度はあきらめたベタつき落としですが、悪あがきをして検索していたところ、加水分解したボールペンのグリップにはニベアを塗るのと良いと、あるブログで紹介されてました。
そんなバカな〜っと試しに少しだけ塗ってみると、なんと! iRig PRO がすべすべ肌になっていくではないですか!?
これまでの作業で本体にこびりついたウェスの毛羽や消しカスも、ニベアを塗り拡げていくと綺麗に除去することができました。ベタつきも落ちました!

とは言え、ニベアを手に塗った後の独特しっとり感が iRig PROについてしまうので、買ったばかりの触り心地には到底及びませんが、少なくともベトベトの不快さに比べれば、全然マシといった感じです。
※これはあくまで私の場合です。この記事を参考に行った作業の結果について責任は負いかねます。
iRig PROのベタつき取り。一番満足したのはニベアでした!
元通りになるわけではありませんが、味わい深い自分だけのオーディオインターフェースになったということで、最終的には満足しました。
高温多湿の日本です。また加水分解でベタつくこともあるでしょう。そんな時の最終手段としてニベアをおすすめします。
この記事が、iRig PROのベタつきで困ってらっしゃる方の少しでも助けになればと思います。
最後に。もっと良い方法を知っている方がいらっしゃれば、コメントをいただけると嬉しいです。よろしくお願いいたします。
コメント