築100年以上の古民家を少しだけリフォームして住んでいる気まマンです。
先日、脱衣所天井から謎の液体が垂れてくるとともに強烈な悪臭が発生!
天井で何かが死んでるのか?
とてつもない不安を感じ、その日のうちに数件の業者に連絡しました。
その後、思ったよりも時間がかかりましたが、何とか一応の解決を見ました。
結論を言うと、その悪臭の正体は、
イタチの糞尿でした。
以下、 閲覧注意!!!の画像を含みます。ご注意くださいませ。
事の始まり
2019年11月初旬
洗面所に謎の足跡。しかもシンク内だけに。
この部屋はきちんと戸締りがしてありました。
どのように逃げたのでしょうか?今も謎のまま。
2019年11月中旬
早朝5時頃になると脱衣所天井でコトコトと物音がするように。
この物音が2・3日続いた後、ドタドタと天井から何かが落ちるような大きな音。
この音を最後に物音は止みました。
2019年大晦日
脱衣所の床に転がる小さいウジ虫。その数7・8匹。
取り除いても取り除いても気がつくと転がっておりストレス。
その後、3・4日観察を続けると、なんと、1mmほどの床と壁のすき間からはい出てきていることを発見!
とりあえず木工ボンドですき間を埋めてやりました。
その後、ウジ虫の発生は止み何事もなかったのですが、2020年1月21日に悪臭と共に謎の液体がしみ出てきたのです。
見積までに5日?!作業日は何時になるやら
2020年1月下旬
この事態にどうしてよいかわからず暫くパニックに。
とにかく掃除しなきゃと、雑巾で謎の液体を拭きとり、ありったけのクレベリンを吹きかけました。
その後、少し落ち着いたところでネット検索をしまくって、いくつか業者さんを選び相見積をとることに。
検索すればするほど、様々なおぞましい事例が目に飛びこみ恐怖がつのる一方な上、
「あ~、それはイタチが死んでいる可能性が高いですね~」
「天井をやぶって補修してとなると結構かかりますよ~」
「見積は有料になりますが、作業に入れば見積分は割引しますけどね~」
と、電話口でかなり不安をあおられました。
その中でも誠実そうな業者さんを二社選び見積の約束をしました。
しかし、どっちの業者さんも現地調査&見積までに5日~10日かかるということでガッカリ。
今の世の中、呼べばすぐに来てくれるというのは当たり前じゃないということが身にしみました。
地獄に仏!すぐに来てくれた業者さん
見積をお願いしたものの、悪臭が辛すぎて普通に生活するのは無理。
キッチンもダイニングも使う気になれず、夕飯は冷凍パスタ、ダイニングテーブルを別の部屋に移動させての食事となりました。
翌日夕方
何とかしたい一心で、ネット検索を続けていると、ある地元の業者さんが目にとまりました。
連絡してみると、その日のうちに現地調査&見積に駆けつけてくれるとのこと。
ちょっとぶっきらぼうな話し方で電話の印象はお世辞にも良くなかったのですが、最初にオペレーターにつながって後に担当から電話が来るパターンと違って、直接やり取りできたのが頼もしく感じました。
実際にお会いすると電話の印象よりは気さくな感じ。さっそく現地調査に取り掛かってもらい見積もってもらいました。
<調査結果>
・脱衣所天井へ入り込んだのはイタチの可能性が高い
・悪臭の原因はイタチの糞尿
・侵入経路をふさがないとまた入られてしまう
・侵入経路は全部特定したが、全部対策するにはお金がたくさんかかる
<見積>
・悪臭元の処分
・消臭消毒
・忌避剤設置
・侵入経路封鎖
上記の作業で20万円
20万円はきびしいと正直に相談したところ、親切にもこの業者さんは対策すべき侵入箇所をすべて教えてくれました。
「悪臭元の処分&消臭消毒&忌避剤設置」「危険の伴う高所での作業」は業者さんにまかせ、義父がDIYが得意なので残りは自分たちでやることにして、5万円(税別)で作業に入ってもらう運びとなりました。
話が決まると早速、脱衣所に隣接している風呂場の点検口から天井裏をチェック。
断熱材をかき分け悪臭の元を探してもらいました。
しかし、出てくるのは鳥の羽やネズミの毛くらいで、糞や死骸などは発見できませんでした。
構造上の問題で、風呂場から悪臭の元を搔きだすのが難しく、おそらく糞があるであろう箇所の脱衣所の壁を破るしかないという話になり、今日の作業は終了となりました。
翌々日午前
午前中に業者さんに再度来てもらい作業を再開。
壁を破りそこにあったのは・・・
『イタチのウンコ』でした~
ウジ虫発生の原因。悪臭の源。
思い返せば、年末に咳が止まらず医者に行き咳喘息と診断されており、ここ数年治まっていた持病の喘息が復活したのもきっとすべて、こ・い・つ・の・せ・い!!
その後
臭いについて
糞を取り除いたその日からかなり悪臭はおさまったものの、臭いがなくなったかといえばそうではなく食事や調理中に不快な思いをするほどには、その後もしばらく強い悪臭は続きました。
その中でも、糞汁が大量に染み込んだ脱衣所の扉は特にひどい臭いで、あらゆる消臭スプレーも効果がないため結局取り外して捨てました。
消臭スプレーも色々試しました。
緑茶成分、次亜塩素酸、アルコール、ハッカ油、どれも完璧には消臭できません。その時は消えた感じがしても時間がたつと臭いがします。
その後も1週間ごとに、破った壁を簡易的におおっている板を取り外し、清掃・消臭・除菌をしてます。
その甲斐もあってか、この記事を書いている時点では(2020年2月16日)、意識的に臭いを嗅ぎに行かなければ気にならない程度になりました。
キッチン、ダイニング、お風呂、脱衣所も普通に使えるようになりました。
それでも、ふとした瞬間に臭う時はあります。イタチの糞恐るべしです。
侵入経路の封鎖
業者さんに高い位置の侵入経路を2つ塞いでもらい、義父に残りの6カ所を塞いでもらいました。
今では脱衣所天井で音はしませんし、義父曰く「それまであったけもの道がなくなっている」ということなので、撃退は成功しているようです。
業者さん!じいちゃん!本当にありがとうございました~
最後に
業者さんによると、このような被害はかなり増えているようです。
向かいの空き家が一年前に自然倒壊しており(すごく危なかった(-_-;))、跡地は草ぼうぼうで瓦礫も片付いておりません。
その隣も空き家になっており天井の瓦屋根は一部倒壊してます。
以前は見かけなかったアライグマやタヌキなんかも見かけるようになりました。
様々な事情があるでしょうが、こういった環境は増えているのではないでしょうか?
この記事が少しでも、害獣に侵入されてしまった方への一助となればと幸いです。
コメント